アンブレラ・ソーン
サバンナの景色をつくる、
傘のような木。
横へ広がる特徴的な樹冠は、 東アフリカの草原を思わせる風景のひとつ。 木陰や枝葉は、さまざまな生き物が利用する環境にもなります。
サバンナの先に、海と都市がある。
ケニアの自然は、場所を変えるたびに表情を変えます。 草原、湿地、湖、半乾燥地、森林、高山景観。 まずは代表的な5地点から、その違いを見てみましょう。
05 LANDSCAPES / KENYAヌーやシマウマなどの大群が、 水と新しい草を求めて マラ–セレンゲティの広い生態系を移動します。 ケニアのマサイマラは、 その壮大な循環を知る代表的な場所のひとつです。
群れは水と新鮮な草を求め、 広い草原を移動していきます。
マサイマラへ入る大規模な群れや マラ川渡河が特に知られる時期です。 ただし大移動は自然現象。 雨、水、草の状態によって実際の動きは変わります。
サバンナに立つ木、 乾燥した土地に育つ巨木、 高地の独特な植物、 そして水辺に広がるパピルス。 植物を知ると、 ケニアの景色はもっと面白く見えてきます。
サバンナの景色をつくる、
傘のような木。
横へ広がる特徴的な樹冠は、 東アフリカの草原を思わせる風景のひとつ。 木陰や枝葉は、さまざまな生き物が利用する環境にもなります。
太い幹が立つだけで、
景色の空気が変わる。
太い幹と独特なシルエットを持つバオバブ。 乾燥する地域の風景に強い存在感を与える、 アフリカを代表する樹木のひとつです。
サバンナのイメージから離れ、 標高の高い山岳地帯へ。 ケニアの高地には、 低地とはまったく異なる植物の世界が広がります。
高地という厳しい環境に適応した、 東アフリカの山岳植物を知る入口。 ケニアの自然がサバンナだけではないことを 強く感じさせる存在です。
水辺では、
景色の色まで変わる。
水辺や湿地に育つパピルス。 細い茎の先から放射状に広がる姿は、 乾いた草原とはまったく違う ケニアの水辺の表情を見せてくれます。
政府機関だけではありません。 地域コミュニティ、保全団体、研究者、 そして日本から関わる組織もあります。 実際の取り組みを、6つの「FIELD FILE」から見てみます。
KENYA WILDLIFE SERVICE
守る、調べる、そして現場へ対応する。
ケニアの野生生物と保護地域を担う公的機関。 密猟や違法取引への対応だけでなく、 モニタリング、獣医活動、 人と野生動物の衝突軽減など幅広い仕事を行っています。
国立公園を運営するだけではなく、 動物・生息地・地域社会を横断して 保全を支える中心的な存在です。
WWFジャパンによる東アフリカのゾウ保全支援、 JICAによる環境教育協力、 日本発のNPOによる現地活動など、 ケニアの自然保全には日本との接点もあります。
草原を歩く動物、季節とともに動く群れ、 土地を形づくる植物、そして自然を守る人々。 ひとつひとつを知ることで、 サバンナの景色は少し違って見えてきます。